2009年12月3日木曜日

【経営リソースと権限】

■経営リソース「ヒト、モノ、カネ」

会社が事業を遂行し、付加価値を生み出していく為には、元手が必要です。それを「ヒト、モノ、カネ」という言葉で表現されることが多々あります。 これを経営リソースの3大要素と言うこともあります。 (最近はこれに「情報」を加えて4大要素という場合もあります)

・ヒト=会社が抱える人的資産のことです。頭数という意味でも、
    それぞれのヒトが持つノウハウ、スキルというものも含まれます。

・モノ=設備、機材、消耗品、施設など業務に必要なインフラや
    材料などの物資です。システムなど無形なモノも含まれます。

・カネ=お金のことです。ヒトを雇うにも、活動するにも、モノを買う
    にもお金が必要です。

・情報=特に産業がモノづくりから情報産業にシフトする中で、知識や
    情報という無形な資産が競争力の源泉になっていることは事実です。

会社は、これら経営リソースを確保し、それを付加価値に転換して、最終的に利益という経済価値を確保する活動を行っていると言えます。 従って、「会社経営」とは、どんなリソースをどうやって、どのくらい確保するか、それを何にどのくらい使うか、誰にやらせるか、、等、、経営リソースの最適な配分を意思決定することだという見方ができます。

つまり鉛筆1本の購入でさえも会社としてのリソース投資であり、資金を配分する意思決定という意味では「会社経営」の一部分です。(もちろん経営に対する影響は軽微ですが)

しかし、もちろん、そんな意思決定までを全て経営執行の最高責任者である社長が行うことは現実的ではありません。 そこで重要度によって意思決定の権限を下の職位の人に委譲するシステムが必要となってきます。その決め事を「決裁規定」等と呼びます。 会社が運営上で意思決定が必要な項目を網羅しつつ、その重要度を金額基準によって、判断者のレベルを取り決めた会社ルールです。基準によって各職位に与える権限レベルを変えて効率的に意思決定をしていこうという仕組みなんですね。




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