2010年5月28日金曜日

【事象をどう捉えて対処するか】

今週は、いろんな人とメディアの方向性に関して意見交換をたくさんしました。今日はiPadの発売日、ここから、どういう未来にかわっていくのか、一つの節目になるように感じています。

iPadやgoogle関連の動きや論考はメディア上にあふれているので、これが、一時的なブームに終わるもの、根本的な地殻変動につながるものを見極めながらメディアのあり方も考えていかないとと思います。今、みえている事象は、根本的な変化の氷山の一角なのかもしれません。

緊急で重要なものは、やるしかないですが、緊急ではないが重要なものも、早く手をつけていかないと手遅れになります。 緊急だが重要でないことを、いかに効率よくさばくか、やめるか、、という意識的判断と行動も重要です。




2010年5月21日金曜日

【空気感共有型な?】

ソニーとGoogleのTV協業の話が新聞でに出ていました。今後、こういったソニーのネットーワーク戦略がいろんなデバイスを含めどのように進展行くかということもウォッチしてめていきたいと思います。

メディアビジネスも次なる飯のタネ、成長ポテンシャルある領域の探索や仮説を議論していく必要があると思います。ユーザーに伝える手段としてのリアルな場の可能性についても検証し、トライアルする価値がある領域であると考えています。

バーチャルネットワーク上で形成されたコミュニティをリアルな場で可視化し、つないでいく。コミュニケーションの場であり、情報を伝播する最初の場として位置づけていくことも可能性があるのではないか。

放送は、一度に多くの世帯に配信可能ですが、ながら見であったりして、集中視聴している人ばかりではない数を含めた視聴率、視聴世帯が数値としてでてきます。

しかしリアルな場に集う人は、より濃い体験を共有します。アトモスフィアービジネスモデルというか、ユーザーエキペリエンスというか、、。 そのコアの中に刺さる体験、伝播ポテンシャルある中身を提供できれば、そこからの再発信の力の伝播力は、バーチャルネットワークを通じてバンっと広がっていく可能性もあります。

今リアルな場は、ライブでも、コミュニティのオフ会でも、試聴会でも、上映装置があれば3D含む上映会など、いろんなことが考えられます。さらにUstreamやTwitterなど手軽なインフラで、リアルタイムに世界中に配信することさえ可能です。

そういった取り組みと放送や通信やネットや他媒体を活用し、マルチに展開することで伝播する力をさらに高めることは可能ではないかと思います。

メディア単独の力で、伝播する時代から、ユーザーの発信する力をも活用して、コンテンツや情報を伝播させていくこと、そういう仕掛けづくり、プロデュース能力こそが、競争力の源泉になるのではないか、そんな中に一つのチャンスの可能性があるのではないかと思います。

2010年5月14日金曜日

【メディアが向かう方向性は?】

近い将来のメディアが向かう方向性について少し雑談しました。
一つは、iPad的なものがこれから普及していくことは間違いなく、そうなると手元に、マルチタッチでこれもんで、これもんのデバイスが身近なものになっていきますよねぇと。教科書なんかこれでいいですもんね。

そういった手元のWindowにはクラウドに繋がったあらゆる情報があつまってくる。テキストデータとリッチコンテンツが統合されて、分解可能なコンテンツは分解されてユーザー主導で集約されていきます。

一対多のマスメディアに対して多対多のソーシャルメディアの存在感も益々高まっていくはずです。

雑誌など紙媒体メディアの付加価値も、やりようで、どーんと出てくる可能性もありますねという話も。

本の電子化がどのくらいの早さで進行するのか予測できませんが、角川会長は出版はグーテンベルク以来の「クラウド時代」が2014年には来るといってます。既にアメリカではほぼ全出版社がGoogleの電子書籍化を承認。

日本ではまだスマートフォンもニッチで、現在所有するのは男性が6%、女性が2%。しかしあるスマートフォンの購入意向調査によれば男性の30%、女性の16%が「購入を検討中」と答えたらしい。キャバクラでツイッターが浸透しはじめ、いよいよキャズムを超えたというという噂も聞きます。 

そんないつか確実にやってくる近未来に向けてメディア会社は、どんな立ち位置で存在感を出していくのか? 

【ユーザー発信力を活用するメディアのあり方?】

ソーシャルメディアが進展し、iPadなどの新しいユーザーインターフェイスが出てくる中で、情報伝播のあり方も変化し、メディアのあり方も問われてきます。

少し前のマスメディア全盛期には、1対多の情報伝播が主流であり、例えば、クライアントが情報を多くの人に効率よく伝えるためにマスメディアは有効に機能しました。

しかし、ユーザーが発信する力をもち、それが相互にリンクしはじめ、且つテレビCMを飛ばすような状況になり、クライアントの商品やHP自体のメディア価値が高まっていくと、テレビメディアの情報伝達機能だけにお金を払うということが相対的に価値低下を始めていると考えるべきかと。

そんな時代にクライアントは何を望むのかといえば、「伝播力あるコンテンツ」を望むのであり、それを効率的に伝播させる仕組みを提供できれば価値を認め、お金を払うというこではないかと思います。

メディアは自分のメディア力のみならず、リンクできるユーザーの発信力を含めて、伝える力をもつこと。そして、その総体としての「メディアパワー」売っていくことが重要なんじゃないのか、、、なんて議論もしています。

【意見の対立の必要性】

「自分と違った考え方、形を知ること、それが相対的に自分の考え方や形をつくることにつながるんだよ」みたいな話を伺いました。「あえて対立した意見をつくることも時に必要ですよね、」みたいな話です。そうしないと組織は活性化しません。 

意見の対立の重要性はドラッカーさんもよく言っています。「優れたマネージャーは、あえて意見の対立をつくりだす」。。云々。 
参考→  http://www.r-agent.co.jp/guide/drucker/20100405_1.html

マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]

実は今売れている『超訳 ニーチェの言葉』でもニーチェさんが言っています。

「安定志向が人と組織を腐らせる 反対意見や新しい異質な発想を恐れ、自分たちの安定のみに向かうような姿勢は、かえって組織や人を根元から腐らせてしまい、急速に頽廃と破滅をうながす。」


議論すること、意見が対立することは悪いことではなく、必要なことだと賢人たちは言っています。肝に念じないとですね。

超訳 ニーチェの言葉

2010年5月13日木曜日

【映画館の活用とか】

先日、映画館へのデジタル配給をやっている部署の方と打ち合わせをしました。

映画館というインフラを映画上映以外に生かそうという動きがでています。音楽ライブなどを伝えるリアルな場として映画館のを活用する可能性が考えられます。

先日のAKB48の企画も大いに盛り上がったようです。
http://www.livespire.jp/movie/akb48.html

ネットワーク上のソーシャルコミュニティは今後も進展していくでしょうが、そういったコミュニティの交流の帰結点として、そしてリアルの思いな共有の場も活用しながら、点ではなく、線としての取り組みをプロデュースできるとよいなと思います。

MTVの「Unpluged」というコンセプト のごとく、多対多のソーシャルネットワークコミュニティ時代の「XXXX」だよね、、、というコンセプトが打ち出せればいいですね。