2010年3月24日水曜日

【企画力勝負の時代】

NHKで放送された「激震 マスメディア」という番組を巡って、メディアのあり方についての意見交換がされました。 番組だけでなく、それと連動した形でのツイッターの盛り上がり、及び、Ustream上で行われた「裏議論番組」など、多面的な観点で、新しいメディアの方向性を考えさせられました。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/100322.html

伝える手段が多様化しています。もはやマスメディアは、情報を操作することができなくなってきました。いくらマスメディアとして”公正な立場で”見解を発信しても、個人から、それ以外の膨大な意見や情報が発信されるからです。 そして、もはやマスが専門家で、個人は素人であるという図式もありません。 各カテゴリーの専門家、アーティスト、知識人含め多くのプロフェッショナルが、ネットをつかって発信しているからです。

放送をしているからといってユーザーが見にきてくれるような牧歌的な時代は終焉しつつあります。いい企画を発想し、発信し、伝えていくことが重要になっています。

もちろんツイッターなど新しいメディアも一つの手段に過ぎません。大事なのは、企画です。そして、これからの企画で競争力となってくるのが、個人の企画力と発信力であると感じています。

NHKの議論でもマスメディア側で出演していた、おじいさん達は、自分達をテレビ、新聞として位置づけ、そこからネットと融合どうのこうの、という発想をしていました。もはや伝送路が重要な問題ではありません。 送り手のコスト構造が問題でもなく、ユーザー側の視点に立って、何を伝えるかということにフォーカスすべきです。

そんな中で、ツイッターやUstream的なサービスは、ひとつ象徴的なツールとして、これから普及進展しく可能性を感じています。 Googleは、これまで、ネット上の情報を集め、本や映像のアーカイブを集め、地図を集めてきましたが、これから「今」を集め始めるはずです。 今を発信する場所を導線としてユーザーが動きはじめる可能性が高いと思います。テレビ視聴についても、ライブイベント参加もそうです。 

議論は後でいいので、まずツイッターやUstreamについて、まずはがんがん使って、判断力をつけていくべきだと思います。伝送コストゼロで、いますぐ世界に発信できます。

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