2010年12月20日月曜日

【断・捨・離ノススメ】


今年も残すところ僅かになってまいりました。 溜まってしまった資料を整理、身の回りのお片付け、お掃除をして気持ちをリフレッシュする絶好の機会ですね。

そんな中、昨日に本屋さんに立ち寄ったところ、年末ということもあってか、お片づけ関連本が山積みになっておりました。『人生が変わる 片づけの習慣』、『頭のよい子が育つ片づけ術』、『仕事が変わる片づけ術』、『ガラクタ捨てれば自分が見える』、『8割捨てればうまくいく! 人生を変えるガラクタ整理法』、、等々、あらゆる方面の整理術が並んでいました。 

その中で、一際目立っていたのが、「断捨離」本でした。



断捨離(だんしゃり)という言葉は今年の流行語大賞にもノミネートされたようなので、ご存知の方もいらしゃいますでしょうか。 “やましたひでこ”さんという方が提唱した言葉で、欲望を断ち、精神的な執着を手放すためのヨガの哲学「断行・捨行・離行(だんぎょう・しゃぎょう・りぎょう)」の頭文字を取った造語です。(インパクトある名前をつけて、意味づけをしたもん勝ちの好例ですね。やましたさんは、しっかり登録商標もしているようです。) 

意味は、やましたさんのHP(断捨離.COM)に載ってました。

断・捨・離とは、自分とモノとの関係を問い直し、暮らし・自分・人生を調えていくプロセス。

不要・不適・不快なモノとの関係を、文字通り、断ち・捨て・離れ、引き算の解決方法によって停滞を取り除き住まいの、暮らしの、身体の、気持ちの、人生の、新陳代謝を促す・・・。 住まいが、片づかないという悩みはもとより身体の不調、煩わしい人間関係、忙しすぎる状況をも解決。

http://www.yamashitahideko.com/danshari/

本によれば、モノを捨てられない人は3っの型(及びその複合型)に分類されるとのこと。
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1.現実逃避型
忙しい等の理由で自己を正当化して、片付けに向き合えないタイプ。人生においても現実逃避をしがちで、問題を先送りしてしまう傾向があります。

2.過去執着型
使っていない道具、記念品、思い出の品など不要な過去の遺物を取っておくタイプ。幸せだった時代への執着が隠されていることも多く、裏を返せば、今の自分に不満がある、自信の欠如した状態である。過去の栄光にすがり、自信のなさを、ため込んだモノでごまかしている可能性があります。

3.未来不安型
いつか起こるであろう未来への不安要素に投資するタイプ。“いつか使うかも”、“ないと困るかも”、“なくなると不安かも”、と「その物がない未来」を心配し、不安に感じる。 未来の自分や周囲の状況に対する「信頼の欠如」が特徴です。
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断捨離とは、モノとの関係を徹底的に問い直しながら、「重要軸を自分、時間軸を今」にリセットしていく作業とのこと。「それは自分が必要なモノなのか?」、「今なければいけないモノのか?」を基準に、徹底的に捨てていくことです。。。

”モノを買ったり貰ったりする前に必要なのかを問うて断て”、“収納を考える前に捨てろ”、ということなんですね。 モノが多いから収納を考えるのは、過去への執着や未来への不安、それを物質価値で紛らわそうとする貧しい考え方です。

モノへの執着を捨てて、今の自分に心をリセットしていくことにより、心の中のガラクタ、つまり、心に染みついた固定観念や古い価値観を整理することが出来ますよ。。。とのこと。

経営戦略も同じですね。選択と集中です。限られたリソースを強みに集中するために、“何をしないか”、“何を捨てるか”を決めることが経営なんですね。 ちなみにしっかり“ビジネスのための断捨離思考“という本も売ってました。

いいじゃないですか断捨離。皆さんも心の執着を捨てて断捨離でココロとカラダをリフレッシュしましょう。 

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