昨日はコミュニケーションスキルに関する研修をオブザーバー参加してきました。
会社というのは人が集まって、何かを決めて実行していく「概念」なので、人と人とのコミュニケーションが重要なのはいうまでもありませんよね。 そしてコミュニケーションというのは、話し手と受け手がいて初めて成立します。なのでコミュニケーションに責任を負うのは、決して話し手だけではなく、話し手と聴き手の双方なんですね。 お互いを尊重し、その姿勢をみせなければ良いコミュニケーションは成立しません。
そんな観点で、会社のコミュニケーションを観察すると、この重要な点に対して意識的でない方が、ちょっと多いんじゃないかと気がします。 それは、いかに相手の話を聞こうとしているか、理解しようと努力しているかというコミュニケーションの姿勢です。 受け手の聴き方が、話し手の話に大きな影響を及ぼし、話の質を大きく左右することを研修で改めて認識しました。
会議室の日常でみかける風景、あくび、居眠り、携帯いじり、途中退席、常習遅刻、、これらは全て、「私はあなたことや、あなたの話には関心ありません」というメッセージを受け手が発信しているのと同じことです。 他の人が報告してるのに、話し手に視線も向けず、うなずきなども一切しないのは、「あなたの話は理解できない、賛成できない」、というメッセージと同様の効果を演出しているということになります。 (確かに話が本当につまらなくて、理解出来ない上に長いときもあるので、話し手のほうも、受け手のメッセージにも敏感であるべきかもしれませんけどね)
「いやいや、それは、わざとやってる訳じゃないよ」と言う方は、その身体メッセージを改める努力をすべきです。 「そんな細かいことは本質じゃないでしょ」と思う人はその認識を改めたほうがいいと思います。 それがコミュニケーションの本質なんです。 わかっていながら社内だけでやっているとすれば、社内コミュニケーションを軽視していると宣言していることになります。 聞く環境を整えずに、いい報告だけを求めるのは虫が良すぎる話ですよね。
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