インターネットのインフラが進展する中で権利の問題からコンテンツがなかなか流通しないということが背景にあったと思います。
この意味は「放送番組をつくるときに、ネットでの映像配信や海外番組販売できるように権利処理をしておこう」の意味に近かったように思います。要するにコンテンツの多メディア展開というのは、同一コンテンツを複数の伝送路で流して収益を多様化しようみたいな話でした。
しかし、そもそもメディア形態によって、もとめられるコンテンツの形態は違います。最も重要なのは、ターゲットを想定して「伝えたい想い」をコンセプトとして名前をつけ、自ら旗を掲げるということだと思います。旗というのは、意味をもち、陣地を主張し、人を集め、誘導するシンボルみたいなものです。
まず旗をかかげて、放送番組ではこう表現する、イベントではこう表現する、アプリではこう表現する、紙媒体ではこう表現する、こういうグッヅにして物販する、こういうコミュニティに仕立てる。 旗のもとに人が集まり、コンテンツが集まり、場が生まれ、様々な商取引が生まれる。
わざわざコンテンツを買ってこなくてもコンセプト自体をコンテンツとして機能させる方法論があると思います。
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コンセプトを表現するのに名前が重要です。ただ逆にいえば名前が秀逸であればコンセプトも秀逸であるはずです。名は体を現すといいますからね。だからやっぱり名前は重要だと改めて思います。
人から紹介してもらったお馬鹿サイト「エア新書」ってのがあります。 http://airbook.jp/ 極端にいえば秀逸な新書名があれば、中身なんてどうにでも考えられそうという見本ですね。
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